東日本大震災のこと。この数日間のこと

今回の大震災で被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。
そして行方不明の方々、またお亡くなりになられた方々にはお悔やみ申し上げます。
残されたご家族・ご親族の皆様のご心痛、本当にどれほどかとお察し申し上げます。

地震直後に私が思ったのは、「この揺れは大変なことになる」というものでした。
過去に阪神淡路大震災を経験し、そのときの経験から今回の震災に関してどのように 私は社会貢献出来るかを模索しておりました。

真っ先にやったことは預金の確認。
どれだけ皆様のために貢献できるのかということです。
そして何カ所かにわけて寄付をし、出来る限りの支援物資を東京の知人の所へ届け、 そこに預かってもらって現地に一般物資の受付がはじまったときに、
そこから被災地に送ってもらえるように手配をし、
そして初期の病気には万能薬ともいえる、風邪薬を大量に確保し、
必要だといってくれた現地へ送る予定です。
悲しいけれど現時点で私が出来ること。こんな程度しかない。

テレビから流れ続ける、「あれもこれもほしい」という声をききながら、
私一人の力ではこれが限界・・・。何万人もの人にいきわたる量ではない。
そして様々な人をみて、ぐちゃぐちゃに、かつそれぞれに心が乱れ・・・。

「私は何もできません」
こういう言葉をよくききます。
本当になにもできませんか?
それは絶対に違うと思うのです。

たとえば「お金もないから、せめて節電」という言葉もよくききました。
本当にそうですか?
たとえば100円でも全国民が出せばすごい金額です。
手持ちが少ないかたでも1円の寄付も無理でしようか?
そんなことはないと思うのです。

私たちは元気で住むところがあります。
そして家族がそばにいます。
今みんながそのことを自覚してもう一度、
「自分にできる事」を考え直していただきたいと思っています。

一人で出来ることは小さなものです。
何億円も寄付が出来る人なんてそんなにいるものではありません。
1万円がありがたい。
私もそんな程度の生活をしています。
でも、これからも出来ることを私なりにさがしていこうと思っています。

それから、、、

原発に関すること。とっても怖いですね。

ただ、私が思うのは、今、この瞬間にも放射能に汚染されるのを覚悟で
戦って下さっている東電の職員の方々に対して、
どれだけありがたいと思って感謝しているか。
総理は、東電に対して怒鳴り散らすことしか出来なかった。
それが結果として東電の方の使命感を萎縮しているのではないか?

40年前につくられた原発の責任が、東電だけにあるわけがない。
そして今まで原発を容認してきた国民全員の責任でもあるんじゃないだろうか?
なのに死ぬことを覚悟で国民を守る人達が東電職員。

ほとんどの人は、情報、情報とまくしたてて、
それで結果として東電が考えられる手立てというものを全部考えついていないとしたら?
職員をあちこちに呼びつけていろんな苦情をいう人達。

非難されている方々が真っ暗になることがどれだけの心痛になるか、
私にだって分かるから、東電にだって分かっている。
それでも計画停電をしなければ行けない中で、どこまでの例外に耐えられるのだろう。
もちろん、呼びつける方も辛い。それも分かる。

そして総理大臣の心中も察することが出来る。自分が総理大臣だったらと思えばいいのです。
こんなとき誰だってパニックになります。

色々と一般の家にもお送りしましたが、皆様口をそろえて私に質問してきます。
「本当にありがとうございます。私が出来る事はなんだろう。
いただくばかりで、本当に心苦しい」

だから私はこう応えました。
「いつも笑っていて下さい。復興がなるまで、元気ならいつも笑っていて下さい。 そうすることでまわりの人も笑顔になれます。一番むずかしくて、一番大事な仕事ですよ」
と・・・。

阪神淡路大震災は、見た目だけ立ち直るだけで10年以上かかりました。
これだけ広範囲で被害が拡大してしまった今、その年月は想像を絶すると思います。
でも、日本が滅んだわけではないのです。
まだまだ国民が、がんばれると思っています。
みんなで乗り切って生きていきましょう。

徒然な記事でまとまりもないのに読んでいただいた皆様、本当にありがとうございます。
皆様も元気でいることが、一番の社会貢献になると思います。
最後になりましたが、助かった皆様、また被害のなかった地域の皆様の心も元気でいられるよう
これからの皆様の幸せを心より願っております。

2011年3月16日 | カテゴリー : 感謝 | 投稿者 : first-sys-co-jp